2006年 01月 13日
其の参・・・古布暖簾(のれん)
「暖簾」、のれんって皆さんの家の中に何枚かかっていますか?
私は古布で作ったものをかけるまでは“ゼロ”でした。その理由は「お洒落じゃない」「所帯じみている」「暗い」「ジャマ」…。先のものを目隠しするようなネガティブな道具としてとらえていました。 ある日、稲穂の黒留袖を見つけ、「これを目に付くところに飾りたい!」そう思ったのが私と暖簾の初めてのリンクです。ただ飾るより道具として使いたい、といつも考えているので、留袖は目出度く「暖簾」へと生まれ変わりました。まるで一枚の絵のようで大満足。今回はそんなウチの暖簾を二枚ご紹介します。 白地ののれんに使った着物、神明市にてなんと250円。最近は仕事を理由に専ら母に任せっぱなしで出来上がりをもらってばかり。母はその余り布で小物を作り、楽しんでいるようです。絹は軽くて、くぐるたびにシャラシャラと音がします。柄もポップでgood! 2,000円で買った古い黒留袖は、金銀の糸で刺繍された稲穂が素晴らしく「昔の人はすごい!」と感激。両端には家紋の入った袖部分を利用。肩も凝るし時間もかかるけどその過程を愉しむ心の余裕がないと古布とはつきあえないな〜と感じています。裾には横から後ろへかけて波が描かれてありましたが、それも小さなのれんに。そのまた端裂れは私の数珠入れになり・・・。 古布の美しさ、リメイクの楽しさ、可能性は無限なんだな〜とつくづく思います。 実はライフワークになりそうな予感がしている私なのです。
by oserashi
| 2006-01-13 17:58
| 和のある暮らしに
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